地球に生命が誕生してから約37億年。原始の生命は長い長い年月をかけて海の中で進化、多様化し適応してきました。今を生きる私たち人類にも、体の中には海の記憶が生き続けています。
地球表面の約7割を占める海は、今でも全ての命の源。水は海から水蒸気として発生し、雨となり大地を潤し、湖沼や河川をめぐり、再び海へと帰ります。潤沢な水のめぐる自然のサイクルが多種多様な生物の繁栄基盤となり、また、生物の存在が環境を維持します。水と生物のサイクルは海、河川・湖沼、陸域でリンクし大きなネットワークを構成しています。
海から始まったわたしたちのワークは、地球規模に広がり、このネットワークのあらゆる部分がわたしたち海洋リサーチのフィールドとなっています。
21世紀を迎え、地球環境問題がクローズアップされている現代、わたしたちは「人間にとって環境はどうあるべきか。人間と環境はどのように付き合ったらよいか。」を、未来に向かって提案し続けていきます。
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